病棟師長あいさつ

病棟師長 都 千賀子

                            病棟師長 津﨑 さおり
 当院は、大分市にある小児専門病院であり、24時間、365日、小児二次救急を担っています。入院患者の多くは、呼吸器疾患や川崎病、熱性けいれん、新生児発熱などが占めており、食物負荷、起立性調節障害などの検査入院にも対応しています。平均在院日数は3.6日と短く急性期であるため、忙しいですが、退院していく子どもたちの笑顔にやりがいと充足感を得られる仕事です。
 ここで、病棟部門の具体的な例をいくつか挙げてみましょう。入院中の子どもたちは、発熱や脱水、倦怠感といった病状が回復してくると、元気を持て余しじっとしていることができなくなります。点滴の刺入部を触ったり、点滴のルートを引っ張ったりと、点滴トラブルの発生が後を絶ちません。また、持続点滴によって行動範囲が抑制されることで、子どもたちの精神的ストレスは大きくなります。少しでも子どもたちの精神的ストレスが軽減できればと考え、生食ロックを導入しています。医療安全管理委員を中心に点滴固定方法の検討と生食ロック導入後の評価を行っています。これは、当院が行っている様々な取り組みの中の一部ですが、このように子どもたちの安全を第一に考え、スタッフみんなで日々、試行錯誤しています。
 病棟では「当院だからできる看護、当院にしかできない看護」を目標に、小児科看護師としての知識、技術はもちろんのこと、入院中の子どもやその家族の方々との信頼関係を築き、ニーズに対応した“態度”を大切にした看護を提供しています。また、子どもの権利と尊厳を常に考え、年齢、発達段階、家庭環境など様々な視点で捉えていき、他職種との連携を図っています。「大分こども病院に入院してよかった」と選んでいただける病棟づくりを、今後も目指していきます。
 子どもが好きな方、子育ての経験を活かしたい方、現在、子育て真最中のママさん看護師さん大歓迎です。将来を担っていく大切な子どもたちの笑顔のため、一緒に働きましょう。
 

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